ついにこんなものまで!痴漢冤罪保険とは

最後に、男性側では痴漢のどんな対策が取られているのかを調べてみました!
男性専用車両の実現可能性が低いなか、万が一痴漢の疑いをかけられた時のために「痴漢冤罪保険」なるものがあるようです。
一体どんなものなのでしょうか?

■痴漢の疑いをかけられた時にはどうする?

少し前まで、「痴漢を疑われた時にはまずその場から逃げる」ということが得策とされていたようです。
ある時期まではテレビなどで弁護士がそのように語っていたこともあったようで、ある程度根拠があったことなのかもしれません。
しかし、逃走の結果、線路内に侵入したり、更なる事故を引き起こしたりと問題になることも多くあります。また、逃走したとしても、駅構内の防犯カメラなどで結局は身元が判ってしまうというケースも多いようです。
そのために、現在では「すぐに弁護士を呼ぶ」ということが一番の対策ということになっているようです。
しかし、ほとんどの人にとっては心当たりの弁護士などはいないはず。いざという時にどうやって弁護士を呼んだらよいものかと困ってしまうのではないでしょうか。そこで注目されたのがこの保険でした。

■痴漢冤罪保険とは

保険の内容は、痴漢の疑いをかけられた時にスマホで連絡することによって、全国各地の提携弁護士に連絡が行き、最寄りの弁護士がすぐに相談に乗ってくれるというもの。事件発生後48時間以内の相談料などの弁護士費用が補償されるそうです。

この商品は、「ジャパン少額短期保険」が始めたもので、「痴漢冤罪ヘルプコール」というサービスですが、個人賠償責任保険と弁護士費用保険をセットにしたものです。
これは何も痴漢のための保険というものではなく、万が一の事故に備えるためのものですので、日常的に巻き込まれやすい交通事故やスポーツでの事故などの賠償責任や過失がない場合の弁護士費用を補償するものです。特に目新しい種類の保険ではありませんが、何よりもボタン一つで連絡ができる「痴漢冤罪ヘルプコール」の機能に注目が集まったこと、月額590円、年額6400円という料金設定もあったこと、逃走したことがニュースでよく取り上げられているなどのことから話題となり、加入者を増やしているそうです。
ただし、あくまで冤罪の段階でのこと。逮捕、勾留されて被疑者となってしまった時の着手金などは対象外となっているので注意が必要です。

ここで注目したのが女性もこの保険が使えるという点。被害者の立場からは逆に、「痴漢被害ヘルプコール」という機能があります。そのため、女性の加入者もそれなりに増やしているということです。