痴漢冤罪の被害に遭わないように男性が電車内で取れるよう対策

満員の電車内でいきなり腕をつかまれて、「この人痴漢です!」なんて女性にさけばれた日には男性としてはどうしたらいいかわかりませんよね。
私自身はそういう目にあったことは今の所ありませんが 実際に痴漢されたっぽい女性が近くにいた男性をものすごい勢いでにらんで電車を出ていくのを目撃したことがあります。
その男性が本当に痴漢をしていたのかどうかはわかりませんが、私がその時思ったのは「もしこの状況で勘違いで『この人痴漢です 』なんて女性に言われたら絶対に男性側が悪者になるよな…」ということでした。
こんなふうに考えていると日常的に乗っている満員電車がどれだけリスクが多い空間か…と不安になってしまいますよね。
今回は、痴漢冤罪の被害に遭わないために男性が電車内で取るべき対策について調べてみましたので、日常的に満員電車を利用せざるを得ない方は参考にしてみてください。

1.満員電車を避ける(通勤時間をずらす)

もっとも根本的な解決策を考えるのであれば、そもそも満員電車に乗らないようにする(座席に座れる状態を確保する)ことが大切です。

首都圏では朝7時〜9時の時間帯は非常に混雑しますので、6時台の時間帯を狙って座席に座れるようにしましょう。

ただし 座席に座っていても横に女性が密着した状態で座っていると痴漢冤罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません(確率はぐっと低くなりますが)。

ここでも電車が空いている時間帯に乗り込むことが大切です。
また、夜の通勤時間についても注意が必要です。
19時台は込み合いますので、それよりも早い時間帯か遅い時間帯に退社するようにしましょう。

2.女性の近くに立たない

電車内では女性の近くには立たないようにしましょう。
電車の入り口付近に立たなくてはならない状況になった場合には、なるべくドアと接する場所に移動して車内には背中を見せる姿勢をとれるのが理想です。

最近では痴漢冤罪を狙った詐欺事件(女性側が痴漢冤罪とみられる状況を作り出し、示談金を取ろうとする行為)も多くなっています。

露出の多い服装をしている女性には決して近づかないぐらいの心構えが必要です。

また、女性専用車両のすぐ横の車両(男性も乗れる車両)は女性の乗客の比率がぐっと低くなりますから普段から乗る車両を決めておくのもおすすめです。

3.電車内では両手がふさがっている状況をつくる

いわゆる「バンザイ」の状態で電車に乗るのが良い、ということが言われることが多いですが、どれほどの有効性があるかは不明です。

というのも、被害者側が痴漢を訴える場合、女性は犯人の顔を見ていない可能性が高いからです。

本当の犯人が立っていた方向にたまたまあなたがいたという状況だとたとえあなたが両手をあげていたとしても「この人がやった」と女性に指摘されてしまうと犯人扱いをまぬがれることにはつながらない可能性があります。

つり革を両手で持っていたとしてもそのことを証言してくれる人がいないと意味がありません。

4.普段から弁護士の連絡先を知っておこう

痴漢冤罪に巻き込まれた場合、少しでも早く刑事弁護を扱っている弁護士に連絡をとって対策を指示してもらうことが重要になります。

駅員室などに連れて行かれた状況で しかも警察官が来ている…というところまでくると自力でその場を切り抜けると言うのはあまり現実的ではないと言うのが実際のところです。

さらに、刑事起訴まで進んでしまうと有罪率は9割以上というのが日本の刑事司法の現実ですから起訴前の段階でどのような行動をとるかは冤罪に巻き込まれないために極めて重要な要素になるのです。

5.まとめ

今回は、痴漢冤罪の被害に遭わないために男性が電車内で取るべき対策について調べた内容を紹介させていただきました。

こうして見てみるとどれも場当たり的な対策と見えるものが多いですがこれらを知っているか知らないかだけでも間違って逮捕されてしまったような状況での有利不利が全く違います。

万が一警察に捕まってしまったような場合に備えて 警察官がどういう点に着目して捜査を進めていくのかといった点は理解した上で対策を考えておく必要がありますね。

私も経験がありますが、いざ冤罪で警察に捕まるとその場ではパニックになってしまって適切な行動をとるのは非常に難しいものです。

都市部に住んでいる人や勤務先がある人は普段からこうした事態に備えて対策を考えておくことは自分の生活と人生を守るためにとても重要なことですよ。