やっていないのに罪を認めてしまった・・・。どうすればいい?

突然ですが、みなさんは警察官につかまったことはありますか?
私は職務質問を何度か受けたことがあるんですが(なんだか怪しい人間に見られやすいたちなようです…)、はっきりいってものすごい威圧感ですよね。
何もしていないのに心拍数はバクバクで、受け答えもしどろもどろで余計に怪しい状況に…なんてことは私の場合は1回や2回ではありません。
電車での痴漢を疑われたというような閉鎖的な状況だと、事態はより深刻になることが容易に想像できますね。
「あなた痴漢したの?逃げても無駄だよ。とりあえず話聞くからこっちきて。」なんていうふうにいきなり尋問から入る警察官も少なくないので
思わずついていって罪を認めてしまった…
なんてことになる可能性は決して低くはありません。(こういう尋問の始め方は実は法律違反なのですが)
警察官から、「ひとこと『自分がやりました』と言ってくれれば、私が示談になるように被害者側を説得してあげる前科がついて仕事クビになるのに比べたら安
いもんでしょ 」なんて複数の警察官に取り囲まれながら言われてしまうと、罪を認めたくなる気持ちもわかります。
しかし、結論的には自白をしてしまうと極めて厳しい状況に追い込まれてしまうのは間違いありません。
今回は、やっていないのに罪を認めてしまった…という状況で私たちが次にとるべき行動について調べてみましたので、参考にしてみてください。

1.いったん容疑を認めてしまうと無罪の証明は極めて難しい

いったん痴漢をしたと容疑を認めてしまい、その発言が警察官の作成する調書に記載されてしまうと後からその内容を否認するのは極めて難しくなります。

近年では痴漢の操作に関しては物的な証拠(人間の発言等以外の証拠)が重要視されるようになってきています。

具体的には服についた指紋の採取やDNA鑑定などによって捜査が行われることが考えられます。

しかし、被疑者の自白がある状況ならば捜査側はその自白を元に立件する方向で捜査を進めようと考えるのが普通です。

となれば自白が警察官の心理的な圧迫によって行われたことの立証を行うことが対策として考えられますが録音などの状況証拠がない限りはこれも非常に難しいと言わざるを得ません。

それでも無罪を勝ち取るために徹底的に争うと言うのも一つの選択肢ですが
日本の刑事事件起訴後の有罪率が9割を超えていることを考えてもかなり厳しい戦いになるのは間違いないでしょう。

痴漢冤罪はとにかく認めないこと、少しでも早く当番弁護士を依頼すること、の2つが重要になります

2.示談に持ち込む?

被害者側に告訴状や被害届を取り下げてもらうことができれば、刑事責任を問われる状態からは避けることができます。

しかし、その場合には交渉の条件として多額の和解金を支払わされる状況になってしまう可能性があります。

示談に持ち込む方向での対策を取るかどうかはあなた自身の経済的な状況を考えながら判断する必要があります。

また、示談は口頭で処理するようなことはしてはいけません。

後から「そんな話は知らない」と被害者がわにしらを切られてしまうと、一旦支払ったお金の払い損…と言う状況にも巻き込まれかねないからです。

後日の証拠とするためにも、刑事事件として争わない旨を示談書面で定めなくてはなりません。

3.まとめ

今回は、自分はやっていないのに罪を認めてしまった…という後に、私たちがとるべき行動についてまとめてみました。

結論的には、この状況で自力で活路をひらく…というのは非常に難しいと言わざるを得ません。

少しでも早く刑事弁護を扱っている弁護士に連絡を取ることが必要ですから自分の勤務先や自宅近くですぐにかけつけてもらえる弁護士の情報は日頃からチェックし
ておくことをおすすめします。

痴漢を疑われDNA鑑定を要求された!拒否しても大丈夫なのか?

痴漢冤罪に巻き込まれ、実際に警察官に逮捕される段階にまで進んでしまうと写真撮影や指紋採取、さらにDNA鑑定などを行われてしまうことがあります。
そもそも冤罪で自分は犯罪者でもなんでもないのですから、そういった情報を警察に把握されるなんてことはできれば避けたいことですよね。
問題は拒否をしても問題がないのか(後から裁判で不利になるようなことはないのか)ですが写真撮影や指紋採取に関しては「逮捕」という刑事手続に含まれていることなので、逮捕状が出ている以上は拒否することができません。
(根拠としては刑事訴訟法218条3項という法律があります)
しかし、結論からいうとDNA鑑定についてだけは別で,求められても拒否することが可能です。
というのも、DNA鑑定については上の刑事訴訟法の条文にいう「逮捕」という手続きには含まれていないからです。

1.「ついでにDNA鑑定もやらせてよ」といわれも拒否しよう

実際は 警察官は写真撮影や指紋採取をした後に 「ついでにDNA鑑定もやらせてほしい」というようにさらりと確認を取ってくるケースが多いようです。

確認をとってきたことに「はい」と答えてしまうと、任意の捜査依頼に対して同意を与えたことになってしまいます。

警察側としては被疑者側の同意を得ることができれば DNA鑑定のための別の捜索令状をとることを省略することができますから手っ取り早いというわけですね。

DNA鑑定の結果として「現場で採取したDNAと あなたから採取したDNAが一致し
ました」といわれると 私たちの側としては反論のしようがなく 決定的に不利な立場に置かれてしまう可能性があります。しかも、次で説明させていただく通り、もしDNA鑑定の結果ではあなたは「シロ」だったとしてもそのことからただちに無罪が証明されるようなことはありません。

2.DNA鑑定の結果として何も出なくても、何の得もない

受けることに同意してしまった結果として行われるDNA鑑定で 例えあなたが「シロ」という結果が出たとしても、あなたにとって得をすることは何もありません。

DNA鑑定の結果として物的な証拠が見つからなかったとしても、そのことがあなたが痴漢をしていない根拠とみなされることはないためです。

しかも DNA鑑定の結果として何らかの形であなたのDNAが被害者の衣服から検出されてしまったりすると、決定的に「クロ」として扱われてしまいます。

捜査機関側としては「DNA鑑定の結果として何か証拠が出れば結果オーライ」ぐらいの感覚でDNA鑑定を行います。

結論的にあなたとしてはDNA鑑定を受けることに同意するメリットは何もないものと考えておく必要があります。

3.まとめ

今回は、痴漢冤罪で警察官からDNA鑑定を求められた時の対策について紹介させていただきました。

結論的に、痴漢を疑われている側としてはDNA鑑定を受けるメリットは何もないということが言えます。

警察官に逮捕されてしまった場合、写真撮影や指紋採取は拒むことができませんが、DNA鑑定については拒否することが可能です。

警察はなにげない形で同意をするようせまってきますので、安易に行動してしまってはいけません。

判断に迷った場合には、刑事弁護を扱っている弁護士にアドバイスを求めるようにしましょう。

満員電車で痴漢に間違われないためには

「満員電車で痴漢に間違われないためには、両手を上げた状態でつり革などにつかまっておけばOK」
この説はテレビなどでよく見かけますよね。
結論から言うとある程度は有効な側面もあると思います。
しかし、実際には手がふさがっている状態であることをアピールすることが、ただちに痴漢冤罪に巻き込まれないために有効といえるかどうかは疑問と言わざるをえません。
というのも 女性側は被害にあったときに犯人の手やからだなどの断片的な情報しか視覚的に捉えられていないのが普通で、犯人の顔まで認識しているということはまれだからです。
被害にあった直後に犯人がたまたまあなたと同じ方向の場所に立っていた場合
あなたが手を上げた状態であっても「この人痴漢です 」と女性に指をさされてしまってはどうしようもありません。
この状況だと、あなたが「手を挙げている姿勢をとっていること」も「犯人が罪を逃れるためにやっているポーズ」にしか見えないことでしょう。結論的に「両手がふさがっている状態をつくりさえすればOK」と考えるのではなくその他の有効な対策とも合わせて実践することが痴漢冤罪に巻き込まれてしまわないために必要だと考えます。

1.両手がふさがっている状態を作る以外にできる対策

・1-1 とにかく満員電車を避ける

一番の対策はそもそも満員電車に乗らないことです。

朝であれば7時から8時過ぎまでの時間を避けて電車に乗る、夜であれば17時すぎ〜19時ごろは避けましょう。

満員電車での痴漢冤罪に関しては、男性というだけで圧倒的に不利な立場に置かれていることを認識するべきです。

どうしても満員電車に乗らざるをえない方は女性専用車両のすぐ左右の車両を利用する。
(女性は基本的に女性専用車両を選んで利用するので、必然的に痴漢冤罪に巻き込まれる可能性も低くなります)

・1-2 電車内では女性に近づかない

これもごく当たり前のように思える対策ですが、非常に効果が高いです。

特に露出の高い服装をしている女性に関しては「痴漢冤罪詐欺を狙ってるのでは…」ぐらいの警戒心を持ちましょう。(実際に、痴漢冤罪詐欺の事例は近年増加傾向にあります)

その他にもドアに体の全面を密着させる形で立つ(電車の中には背中を向ける)
吊り革を持てる電車の内部に何が何でも移動するようにするなどの対策を電車内ではとるようにしましょう。

2.もし痴漢冤罪に巻き込まれてしまったら?

それでももし痴漢に間違われてしまったら、自力で警察や駅員から逃れようと考えないことが大切です。

駅員室に連れて行かれてしまった時点で、「社会的なペナルティを受ける絶体絶命の状態」に置かれていることを認識する必要があります。

ここまで来てしまったら、唯一の対策は黙秘を貫いた上で刑事弁護を扱っている弁護士に連絡をとることです。

日弁連では当番弁護士などの制度を設けていますから 警察に逮捕されてしまったら少しでも早く弁護士に接見を依頼する必要があることを覚えておきましょう。

3.まとめ

以上、電車内で痴漢に間違われないために気をつけるべき点について解説させていただきました。

もし痴漢冤罪に巻き込まれてしまった時には、少しでも早く弁護士に連絡を取ることが大切になります。

いざとなると冷静な行動をとることは難しいものですから 取るべき対応については整理して理解しておくとともに 普段から刑事弁護を扱っている弁護士の連絡先(あるいは日弁連の当番弁護士の連絡先)はチェックしておくようにしましょう。

日本で冤罪の可能性がある痴漢事件は実際の程度起こっているのか

痴漢冤罪に関する映画やドラマが多く作られていますが 実際に見てみると「これは確かに疑われた側が無罪を主張するのは難しいな…」ということを実感しますよね。
日本では検察に起訴されたら90%以上の確率で有罪にされてしまいます。
私の場合、満員電車に乗ることが多いので、もし痴漢冤罪に自分が巻き込まれてしまったら…とかなり不安です…。
そこで今回は日本で冤罪の可能性がある痴漢事件はどのぐらいおきているのか?についてデータを調べてみました。
よければ参考にしてみてくださいね。

1.痴漢による犯罪はどのぐらい起きている?

いわゆる痴漢というのは犯罪の名称としては強制わいせつまたは都道府県の迷惑防止条例違反というのが正式名称です。
やや古いデータになりますが、平成26年の警察庁生活安全局、警視庁刑事局の資料によると迷惑防止条例違反の痴漢検挙数は3439件、強制わいせつとしての検挙数は283件となっています。

平成18年以降、毎年検挙数はほぼ変わらずの4000件弱となっているので、直近でもほぼ同じ数の検挙数があるものと思われます。

2.起訴されたら9割以上の確率で有罪になる

上でも少し説明させていただいた通り、日本の刑事司法では検察官に刑事起訴されてしまうと、ほぼ99%の確率で有罪となります。

これだけ有罪率が高い理由としては、被告人側が最初から有罪であることを認めているケースが圧倒的に多いことが挙げられます。

こういった裁判のことを有罪であることは最初から決まっていて、あとは量刑を決めるだけの裁判という意味で「量刑裁判」と呼ぶことがあります。

実際に起訴された事案のうち、量刑裁判は9割を占めていると言われます。ありのままにいうと 検察は最初から有罪であることを認めているケースに限って起訴を
行なっているわけですから必然的に有罪となる確率が高くなるという仕組みになっているといえるでしょう。

無罪とされる可能性が少しでもある裁判についてはそもそも不起訴処分となっていることがうかがえますね。

痴漢冤罪に関しても、いかに起訴後に無罪を勝ち取るというのは非現実的でいかにして起訴猶予(不起訴処分)にするかということが解決策として模索されることになります。

3.まとめ

今回は、痴漢事件についてのデータについて紹介させていただきました。

本文で説明させていただいた通り、日本では有罪となるか無罪になるかの問題よりも、起訴されるか不起訴処分となるかの方が決定的に重要と言えます。

最近では痴漢冤罪の有罪率の高さにつけこんで、示談金をまきとろうとする痴漢冤罪詐欺も増えてきていますから注意しましょう。

万が一、痴漢冤罪に巻き込まれてしまったような場合には、刑事弁護を扱っている弁護士事務所に連絡をとることが先決です。

都道府県ごとに設置されている日弁連の当番弁護士制度を利用するという手もありますから、普段から連絡先を確認しておくと良いでしょう。

駅員室に連行!弁護士を呼び寄せるにはどこに連絡する?

満員電車で痴漢に間違えられ、「とりあえずここでは周りの目もあるので駅員室へ…」と誘導されてしまうと、なかなか断りづらいですよね…
駅員室には複数の駅員と被害者女性、さらに後から警察官も到着しますから、あなたの味方になってくれる人は1人もいません。
私自身も経験があるのですが、密閉された狭い空間で複数の相手と向き合う…というのは非常に怖いものですよね。
この状況で 「ひとこと 『すみませんでした』とだけいってくれればすぐに釈放するから」なんて言われてしまうと やってもいないのに「自分がやりました」と言ってしまうというケースも少なくないでしょう。(これが痴漢冤罪が生まれるシステムです)
これを避けるためには、刑事弁護を専門としている弁護士に接見を依頼する(現場にきてもらう)のが有効な対策となります。

1.弁護士に連絡するにはどうしたらいい?

痴漢冤罪にあってしまった時に弁護士に連絡する方法としては、2つの選択肢があります。
1つは日弁連が用意している「当番弁護士」の制度を活用することです。
当番弁護士は最初の接見は無料で 1回だけ現場に面会に来てもらうことができる制度です(その後正式に弁護士と契約するかどうかを決める必要があります)。

都道府県の地域ごとに連絡先が確認できますから、日弁連のホームページを事前にチェックしておきましょう。

もう1つの選択肢は、刑事弁護を専門にしている弁護士が所属する法律事務所に直接連絡をとることです。

こちらの場合、自分の地域に近い法律事務所を探して連絡することが必要になりますがより刑事弁護についての専門性が高い弁護士に依頼できるというメリットがあります。

また、直接連絡を取る場合でも初回の接見は無料で行なっているところがほとんどですから当番弁護士を利用するのと比べてもデメリットは小さいと言えるでしょう。

2.痴漢冤罪に巻き込まれたら、一刻も早く弁護士に助けを求めよう

あなたが痴漢冤罪をでっちあげられないようにするために、あなたの立場で立ち向かってくれる唯一の存在が弁護士です。
痴漢冤罪は状況的に否定するのが非常に難しく、対応の仕方を間違ってしまうと後から不起訴や無罪を勝ち取るのが決定的に難しくなってしまいます。

間違った対等の仕方というのは、例えば、逃げられる見込みがないのに逃走をこころみたり、安易に自白してしまうなどの言動によって捜査機関側に決定的に有利な証拠をつかまれてしまうことが挙げられます。

痴漢冤罪に巻き込まれて、しかも駅員室にまで連れてこられている状況であなたがとるべき対策はまずは第一に弁護士に現場に駆けつけてもらうことです。

3.まとめ

今回は、痴漢冤罪に巻き込まれた時の弁護士との連絡の取り方について解説させていただきました。

警察に捕まってしまった時点で、自力で抜け出すことは不可能に近いことを理解して起きましょう。

弁護士に連絡をとり、接見を依頼すればすぐに現場に駆けつけてもらうことも可能になりますから、起訴猶予の処分を勝ち取ることも現実的になります。

駅員室に連れて行かれた時点で弁護士に連絡をする権利がありますから、相手の対応いかんによらず速やかに連絡を取るようにしましょう。

痴漢冤罪の被害に遭わないように男性が電車内で取れるよう対策

満員の電車内でいきなり腕をつかまれて、「この人痴漢です!」なんて女性にさけばれた日には男性としてはどうしたらいいかわかりませんよね。
私自身はそういう目にあったことは今の所ありませんが 実際に痴漢されたっぽい女性が近くにいた男性をものすごい勢いでにらんで電車を出ていくのを目撃したことがあります。
その男性が本当に痴漢をしていたのかどうかはわかりませんが、私がその時思ったのは「もしこの状況で勘違いで『この人痴漢です 』なんて女性に言われたら絶対に男性側が悪者になるよな…」ということでした。
こんなふうに考えていると日常的に乗っている満員電車がどれだけリスクが多い空間か…と不安になってしまいますよね。
今回は、痴漢冤罪の被害に遭わないために男性が電車内で取るべき対策について調べてみましたので、日常的に満員電車を利用せざるを得ない方は参考にしてみてください。

1.満員電車を避ける(通勤時間をずらす)

もっとも根本的な解決策を考えるのであれば、そもそも満員電車に乗らないようにする(座席に座れる状態を確保する)ことが大切です。

首都圏では朝7時〜9時の時間帯は非常に混雑しますので、6時台の時間帯を狙って座席に座れるようにしましょう。

ただし 座席に座っていても横に女性が密着した状態で座っていると痴漢冤罪に巻き込まれる可能性はゼロではありません(確率はぐっと低くなりますが)。

ここでも電車が空いている時間帯に乗り込むことが大切です。
また、夜の通勤時間についても注意が必要です。
19時台は込み合いますので、それよりも早い時間帯か遅い時間帯に退社するようにしましょう。

2.女性の近くに立たない

電車内では女性の近くには立たないようにしましょう。
電車の入り口付近に立たなくてはならない状況になった場合には、なるべくドアと接する場所に移動して車内には背中を見せる姿勢をとれるのが理想です。

最近では痴漢冤罪を狙った詐欺事件(女性側が痴漢冤罪とみられる状況を作り出し、示談金を取ろうとする行為)も多くなっています。

露出の多い服装をしている女性には決して近づかないぐらいの心構えが必要です。

また、女性専用車両のすぐ横の車両(男性も乗れる車両)は女性の乗客の比率がぐっと低くなりますから普段から乗る車両を決めておくのもおすすめです。

3.電車内では両手がふさがっている状況をつくる

いわゆる「バンザイ」の状態で電車に乗るのが良い、ということが言われることが多いですが、どれほどの有効性があるかは不明です。

というのも、被害者側が痴漢を訴える場合、女性は犯人の顔を見ていない可能性が高いからです。

本当の犯人が立っていた方向にたまたまあなたがいたという状況だとたとえあなたが両手をあげていたとしても「この人がやった」と女性に指摘されてしまうと犯人扱いをまぬがれることにはつながらない可能性があります。

つり革を両手で持っていたとしてもそのことを証言してくれる人がいないと意味がありません。

4.普段から弁護士の連絡先を知っておこう

痴漢冤罪に巻き込まれた場合、少しでも早く刑事弁護を扱っている弁護士に連絡をとって対策を指示してもらうことが重要になります。

駅員室などに連れて行かれた状況で しかも警察官が来ている…というところまでくると自力でその場を切り抜けると言うのはあまり現実的ではないと言うのが実際のところです。

さらに、刑事起訴まで進んでしまうと有罪率は9割以上というのが日本の刑事司法の現実ですから起訴前の段階でどのような行動をとるかは冤罪に巻き込まれないために極めて重要な要素になるのです。

5.まとめ

今回は、痴漢冤罪の被害に遭わないために男性が電車内で取るべき対策について調べた内容を紹介させていただきました。

こうして見てみるとどれも場当たり的な対策と見えるものが多いですがこれらを知っているか知らないかだけでも間違って逮捕されてしまったような状況での有利不利が全く違います。

万が一警察に捕まってしまったような場合に備えて 警察官がどういう点に着目して捜査を進めていくのかといった点は理解した上で対策を考えておく必要がありますね。

私も経験がありますが、いざ冤罪で警察に捕まるとその場ではパニックになってしまって適切な行動をとるのは非常に難しいものです。

都市部に住んでいる人や勤務先がある人は普段からこうした事態に備えて対策を考えておくことは自分の生活と人生を守るためにとても重要なことですよ。

痴漢冤罪の弁護費用の相場は総額は、いくら?

痴漢冤罪に巻き込まれてしまった時には、刑事弁護を専門にしている弁護士に支援を求める必要性が極めて高いです。
いくら「犯罪を疑われている人にはちゃんと裁判を受ける権利がある」「疑わしきは被告人の利益に」なんて言ったとしても 日本の刑事裁判では起訴されてしまうと9割以上が有罪になっているのが現実なんです。
とはいっても、「弁護士なんて雇ったらすごい弁護費用がかかってしまうんじゃ…」と思うのが普通ですよね。
そこで今回は痴漢冤罪で弁護士を雇った時にどのぐらいの弁護費用がかかるのか?について相場を調べてみました。
都市部に自宅や勤務先がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

1.刑事弁護の弁護士費用にはどんな項目がある?

刑事事件の場合、「弁護士費用」は以下の6つ各項目の合計額となります。

・1-1.接見をしてもらう費用(1回約3万円)

警察官等に逮捕されてしまうと、勾留期間中は自由に人に会うことができなくなります。

勾留中に外部の人と接触を持つことを接見といいますが 弁護士に弁護を依頼するためにはまずは接見をしてもらって弁護方針などについて打ち合わせる必要があります。

この接見のための費用は平均すると1回3万円程度となることが多いです。

通常、接見は1回だけですみますが、複雑な事件となる場合には複数回となる可能性もあります。

その場合には回数に応じて接見費用が発生することになりますから注意しておきましょう。

・1-2.相談料(1時間約1万円:初回無料のことが多い)

弁護士に時間をとってもらって、電話や対面の形で相談をするためには「1時間いくら」という形で相談料を負担しなくてはなりません。

平均的には1時間1万円程度の相談料を徴収する弁護士が多いですが、刑事弁護の場合初回の相談料や電話相談料は無料としている法律事務所が多いです。

そのため 初回の相談で段取りよく相談をできるよう 「どんな事件に巻き込まれてしまったのか」「現在はどう言う状況か(警察官は来ているか 自白をしてしまったなどの状況はあるか)」「弁護士にどうしてほしいのか(現場に来て欲しいのか、アドバイスだけでいいのか)」を電話をかける前に整理しておきましょう。

・1-3.着手金(約30万円)

接見や相談が済んだ後に、実際に弁護士に弁護を依頼する場合には着手金を支払う必要があります。

着手金は弁護の状況によって段階的に支払う形態をとっている事務所も多く起訴前(裁判になる前)の弁護活動と起訴後(裁判になった後)の弁護活動に分けて着手
金が発生することもあります。

それぞれの段階で、どこまでの弁護活動が着手金によって行ってもらえるのかを事前に確認しておくことが大切になります。

・1-4.成功報酬(約30万円)

弁護士に弁護活動を行ってもらったことによって不起訴や量刑 執行猶予などの有利な条件を勝ち取ることができた場合には 成功報酬を支払う必要があります。(どのような状況を「成功」と呼ぶかはそれぞれですので注意が必要です)

成功報酬の相場はおよそ30万円ですが 事件の内容によっても異なりますから依頼前に自分が巻き込まれている事件の場合の具体的な料金を確認しておくようにしましょう。

不起訴の場合は 示談交渉に持ち込めたことによって被害者側が被害届や告訴を取り下げたようなケースでは別途料金が発生することもありますから注意しておきましょう。

なお、日本の刑事弁護の場合は起訴後に無罪となるケースは極めてまれですから
目指すべき目標は起訴前であれば不起訴、起訴後であれば量刑や執行猶予ということになります。

・1-5.日当やタイムチャージ(1時間1万円など)

複雑な事件の場合、弁護士は証拠や証言を集めるために活動を行います。

これらの活動に対しては「1日につきいくら」の日当あるいは「1時間につきいくら」といかたちでタイムチャージが請求されることがあります。
タイムチャージの相場は1時間1万円といったところです。
ただし、日当やタイムチャージは相談料に含めるとした契約内容になっていることもあります。

・1-6.その他諸費用

接見や証拠集めなどのために必要になった交通費や、書類作成のために必要になったコピー代などが実費として請求されることがあります。
ただし、これらの費用は接見費用に含まれることもあります。

2.日弁連の当番弁護士制度

日本弁護士連合会(弁護士の組合のようなものです)では、刑事事件の冤罪を防ぐ目的で「当番弁護士制度」を運営しています。

初回の接見費用については無料で受け付けてくれますので、駅員室に連れて行かれて拘束されているなど緊急性が高い状況では当番弁護士制度を利用してアドバイスをもらうメリットは大きいです。

その後は実際に弁護士に協力を依頼するかどうかを選択することができますから、状況に応じて依頼するようにしましょう。

なお、当番弁護士には家族から連絡してもらうことも可能です

3.まとめ

今回は、痴漢冤罪の刑事弁護を弁護士に依頼した場合の弁護費用の相場について解説させていただきました。

こうして見ると決して安くない費用がかかってしまうことがわかりますがもし冤罪で起訴され 有罪が確定ししまうと執行猶予がついたとしても高い確率で職を失
うなどのデメリットを被ってしまいます。

万が一のときの対策として、都市部に住んでいる方は京仁弁護の費用相場については知っておいて損はないと思いますよ。

痴漢の法律上の罪名とその扱い

痴漢罪名

痴漢という罪名

痴漢は世間的には犯罪として広く認知されていますが、法律の中では痴漢という罪名ではありません。具体的な罪名としては、迷惑防止条例違反もしくは強制わいせつ罪として法的に手続きが行われていきます。条例はそれぞれの都道府県によって内容が変わるため、法的に定めれた刑については内容に差がある場合が存在します。

わいせつ罪については刑法によって定まられているので全国で共通です。痴漢が行われた時に、どちらの罪として問われるかについては、下着の中にまで痴漢行為が及んだかどうかが焦点になるようです。条文の中には具体的な定義についてはそれほど記載されていないため、判例を基準に判断されていることが多いです。逮捕されるかどうかですが、基本的に逮捕は罪の内容によって判断されるものではありません。

容疑をかけられている人間が逃げる可能性があるといったいくつかの要件を満たしている必要があり、前科や罪の事実を認めているか等が判断の基準となります。次に法律の中で決められている刑の内容ですが、東京都の迷惑防止条例を具体例に挙げると、半年以下の懲役か50万円以下の罰金がかされることになっています。

痴漢の罰金

また、強制わいせつ罪の場合は懲役半年から10年とされています。法律で決められた刑罰の内容と実際の量刑には差が存在し、実務上では迷惑防止条例に違反したケースだと約30万円程度の罰金となることが多いようです。

強制わいせつ罪の場合は、執行猶予付きで懲役半年から2年程度の刑が相場として認識されています。

ただ、これらはあくまでも初めて犯罪を犯したケースに適用されやすいだけです。前科がある場合だと執行猶予が付かなかったり、罰金の額が増す可能性が高くなります。

罪は、親告罪と非親告罪に分けることができますが、強制わいせつ罪のほうは前者に分類されます。ですから、告訴がない場合は裁判ができないという性質があります。特に性的な犯罪の場合は、被害者の感情やプライバシーが優先される傾向が強くなるため、刑事裁判にまで発展せず処理されることも多いです。

痴漢の場合、容疑者が冤罪を主張しているケース以外では、示談交渉が弁護士の主な役割となります。示談が上手くいき被害者が罰を希望しないのであれば、不起訴となり手続きが進められる可能性もあります。ただし、同じような犯罪を繰り返し行っていたというような事情があると、示談交渉が上手くいっても起訴されることがあるようです。

もし冤罪だった場合ですが、基本的にはそれを立証するのは難しいと言われています。例えば電車の中で発生した痴漢行為について、冤罪を主張するためには客観的に説得力のある証拠を提示しなければいけません。車内の様子が分かる動画が録画されていることは稀で、目撃者がいたとしても勘違いの可能性があります。無実を証明するのが難しいという性質があるため、早く釈放されるために示談が行われることもあり冤罪が多い罪とも言えます。